つけ麺界の巨星「六厘舎」の系譜を継ぎ、“毎日食べられるつけ麺”をコンセプトに展開する「舎鈴」。
その舎鈴でラーメンファンの間で長い間話題となっていたメニューがあります。
それが、「創業つけ麺」。
2005年の六厘舎創業時、わずか1ヶ月間だけ提供され、その後封印されたという“幻の味”を再現した一杯です。
今回は、御茶ノ水駅直結の「舎鈴 御茶ノ水ソラシティ店」で、その伝説の味を確かめてきました。
1. アクセスと店内の雰囲気

御茶ノ水ソラシティの地下1階、飲食店街の一角に店を構える「舎鈴」。
東京メトロ千代田線・新御茶ノ水駅からは直結、JR御茶ノ水駅からも徒歩1分という抜群の立地です。
店内はカウンター席が中心で、清潔感があり、女性一人でも入りやすい明るい雰囲気。
オフィスビル内ということもあり、ランチタイムは近隣のビジネスパーソンで賑わいますが、回転が非常に早いため、少しの待ち時間で入店できるのが嬉しいポイントです。
2. 「創業つけ麺」の正体とは?

券売機で「創業つけ麺(並)」を選択。
通常の舎鈴のつけ麺といえば、濃厚な魚介豚骨スープが代名詞ですが、この「創業つけ麺」は見た目からして全くの別物です。
運ばれてきたのは、透き通った醤油ベースの清湯(ちんたん)スープ。
具材はチャーシュー、メンマ、ナルト、海苔と、あえて「普通」を極めたようなシンプルな構成です。
3. いざ実食!キレのある醤油とスパイスの衝撃
まずはスープを一口。
「……!? 想像以上にパンチがある!」
見た目のあっさり感とは裏腹に、醤油のキレが鋭く、動物系の旨味がしっかりと土台を支えています。
そして最大の特徴は、後味にピリリと効いたブラックペッパーの刺激。
甘みや酸味に頼らず、出汁の旨味とスパイスの力強さで食わせる、非常に硬派な味わいです。
麺は、舎鈴自慢の極太ストレート麺。
この力強い麺を清湯スープにくぐらせると、スープの塩気とスパイスが麺の甘みを引き立て、噛むほどに小麦の香りが広がります。
濃厚スープのような「絡み」はありませんが、スープを「纏う」感覚が心地よく、スルスルと箸が進みます。
4. 卓上調味料での「味変」が楽しすぎる
舎鈴といえば、豊富な卓上調味料も魅力の一つ。
この創業つけ麺、シンプルゆえに味変のポテンシャルが凄まじいです。
個人的には、中盤で「粗挽き梅」を麺に直接少量乗せて啜るのが、最高に贅沢な食べ方だと感じました。
5. 総評:これは「温故知新」な一杯
最近の流行りである「濃厚ドロドロ系」や「昆布水つけ麺」とは一線を画す、どこか懐かしく、それでいて新しい。
まさに「今だからこそ、この味がドンピシャ」という創業者の言葉に納得の完成度でした。
「最近のつけ麺は重すぎるな……」と感じている方にこそ、ぜひ食べてほしい。
20年前の熱狂を今に伝える、舎鈴の覚悟が詰まった一杯です。
【店舗情報】
- 店名:舎鈴 御茶ノ水ソラシティ店
- 住所:東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ B1F
- 営業時間:11:00~23:00(L.O. 22:30)※施設に準ずる
- 価格:創業つけ麺(並)890円(税込) ※訪問時の価格です
